7月28日(水)しゃべり場開催 育成会事務所にて
『重度障害のある子どもがグループホームに入るまでと、今』
我孫子市高齢者施設アコモード運営の知的障害者グループホーム(以下GH)「アザレア」にお子さんが入居されている2人の保護者をゲストにしゃべり場を開きました。
重度の知的障害のあるお子さんがGH生活を送るようになった経過を6月の育成会便りで報告しましたが、この事への会員の関心が高く、報告で伝えられなかったGH立ち上げの活動や現在の生活を生で聞いてもらいたいと今回の企画になりました。当日はゲスト2人も含めて約30人が集まり、事務所の椅子が足りなくなってしまいました。参加して下さった皆様、ありがとうございました。
しゃべり場ですから、私たちも1人1人の子どもへの思いやグループホーム生活に心配な事を自己紹介とし、参加者の課題を共有する事から始めました。それを受けてゲストから「アザレア」ができるまでの親として思いや活動をお聞きしました。以下簡単にお伝えします。
H13年、我孫子市に住み続けるためにという目的で「市民研究会」を開いていたが、「軽度の方は市内のGHで、重度の方は他市の入所施設へという計画です。」という市の返答に出席者から非難ゴーゴー!時代の流れはGHだった。重度者の入所施設希望は育成会でも大きくは取り上げられず、独自に入所希望者が集まって「入所を考える会」を立ち上げた。GHでは世話人さんが辞めてしまうと翌日から支援もままならないという不安があり、あえて入所施設を要望した。以後、定例会議を重ね、他市の施設見学や知的障害者の生活情報を集め、市長や市議会議員との懇談を重ねていった。重度障害のある子の親亡き後の生活のために、親の思いは切実だった。
H15年、県議会議員との懇談会で育成会として話をまとめることを勧められ、6人のメンバーが育成会執行部に入り、育成会活動として動き始めた。この頃、我孫子市が健康福祉千葉特区に認可され(6月の報告を参照)、高齢者施設で知的障害者のデイケアサービスが受けられるようになり、アコモードが外出支援や日中活動後の支援を実施。
この利用を通して「アコモード」との関係が築かれていった。さらに市長との懇談会で、「より入所に近い住居環境と、日中通所は今まで通り、将来に向けて安定した法人の運営で検討します。希望される人数を育成会で把握してほしい。」との返事をもらった。
希望した入所施設ではないが、余りにも条件の良い話に「国が補助金を出さないと言っても我孫子市はの事業として進めますか?」と聞くと「やります」とはっきり応えて下さった。そして21名の利用希望者名簿を市に提出した。
H17年、アコモード内に知的障害者のためのショートステイ4床が設置された。その後紆余曲折しながら、H19年、アコモードが知的障害者のGH整備に乗り出した。その建設企画の段階から保護者も関わり、どのような建物、支援が望ましいのかアコモードから保護者の希望を聞き取ってくれた。最重度知的障害のある子が安全に暮らせる方法が支援者にとっても安全で安定した支援生活のはずとの思いから、積極的に希望を出し話し合いを積み重ねていった。そして、H19年9月1日、入居開始。1棟10人の利用者が生活している。4~5人規模のGHが多い中、10人規模としたのは、支援する職員も有給が取れるようにするため。GH運営が安定するため。また、少人数ホGHより本人同士のトラブル回避になっている。
GH入居について親の不安は尽きない。しかし、親は先にいなくなる。本人に慣れてもらうしかない。重度であっても、経験は本人なりの生活力が身についていく。そして本人なりに自分の居場所を作って生活している。
気が付くと14時半になっていました!多くの印象深い言葉が残りました。積極的なお2人の視点と考え方に大変刺激を受けました。参加された方々の胸にはどんな言葉が残ったでしょうか?
written by くまもん




















