母子手帳、私の家内は、2人の子どもの母子手帳を宝物のように大切に保管しています。
たまたま、次男坊が、自閉症だったこともありますが、健常でも、そうでなくても、母子手帳は、子育ての貴重な記録であり、デジタルな時代となっても、母子手帳と言う超アナログ記録はこの上ないものなのでしょう。
母子手帳は、様々な話題を呼んでいます。
最近では、母子手帳ということでよいのか。母子では、父親はどうなるのか。子育ては父親も参加しなくてはいけない。だから、せめて、『親子手帳』と名称を変えなくては・・・。
そんな議論が、どこの地方自治体でも、ここ数年来盛んになっています。柏市は母子手帳のままのようですかね、
私は、ある都道府県の「子ども手帳モデルに関する検討会」の委員を仰せつかっています。
今、自治体の流れは、母子手帳を、学齢期にまで延長して、成人した子供に、その手帳を成長の証拠として手渡してはという提案が、子育てを推進する議員さんより提案が出ています。
つまり、母子手帳ではなく、子ども手帳として、その記録を学齢期、小学校から高校生(18歳)くらいまで記録できるするようにする自治体が増えていて、私が所属する都道府県もそのようにしたいということで、検討をしているのです。
つまり、健常に成長すれば、『あなたの成長の記録だよ』と子どもにプレゼントできるような手帳を目指すべきということです。
うーん政治家か考えそうなことですよね。私の次男坊には理解できるかな・・・。
その内容の柱は、5点、①低体重児等に対する記録、②学齢期にも対応する記録、③妊娠や育児の不安に対する解消に関する情報、④父親の育児参加の促進に関する情報、⑤その他予防接種の記録、などについて検討しています。
具体的な内容はさておき、私はこの会議の委員になって、ひしひし感じたのは、行政の立場・そしてこの手帳を持つ母親の立場が様々違うことを感じました。
時代の流れ、つまり行政が議員等から言われているのは、子ども手帳、つまり、20歳くらいまで、子どもがしっかり育んできた記録を、子ども手帳として手渡す、そのような手帳にすべきという提案です。でも、よく考えると、これは、健常な子どもであれば良いのですが、障害児ではそのようなわけにはいきません。
母子手帳・子ども手帳には、当然のこととして、発達が心配なお子さんに対し、様々な事例を情報としてのせるべきと見解がありますが、具体的に掲載しすぎても、不安が増すばかりでなく、しっかり読んでいただきたい手帳が、ページだけ増えて読まなくなってしまう可能性もあります。
しかし、お母さんが日々気になっていることを記録することは大変重要なことであり、発達が気になる方であればなおさら、手帳をに記録し、それを専門家に説明出来る大切な手帳となるわけです。
また、デジタル化、スマホですべての世の中で、手帳が厚くなっては読まなくなること必然です。
私も、母子にかかわる仕事に携わったのは、ここ数年が初めてですが、発達の遅れが気になる保護者にとって、療育の大切さ、そこに早くアプローチする道すじこそが、行政の重要な役割と実感しているところです。
読んで頂ける適切な情報量・内容、そして自分の分身であるかわいい子どもの成長を記録するこの母子手帳、御両親の宝物として重宝されるよう進化していけばいいなと思います。
written by iwakin